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2018年11月 2日 金曜日
治療の考え方
体を怪我してしまった場合、基本となる考え方があります。
その考え方を、交通事故で特に多い『むち打ち』と照らし合わせながら紹介していきます。
むち打ち症の治療は、交通事故の発生をスタートとし1ヶ月ずつで『 急性期 』『 亜急性期 』『 慢性期 』に分けて考えます。
【 急性期( 事故発生〜1ヶ月 ) 】
組織の部分断裂や損傷などの傷口が塞がり、出血が止まるまでに必要な期間。
他の怪我もそうですが、傷口がふさがるのに3週間〜4週間と考えられています。
〜 むち打ちの施術 〜
頚部の安静・固定
傷口を塞がないといけない時期になるので、傷口が広がる行為はやめて欲しい時期です。
しかし、首はよく回りますし、よく動く場所です。
ですから、頚椎の固定をするために『頚椎カラー』と一般的に呼ばれる固定具をつけることが多いです。
この急性期の過ごし方が、治癒過程を大きく左右します。
神経症状・知覚障害・麻痺などがあれば入院などもありますが、一般的にはありません。
【 亜急性期 ( 1〜3ヶ月 ) 】
傷口の瘢痕(かさぶたのようなもの)が治っていき、周りの組織と同様な柔らかさを取り戻し、傷口がふさがるのに8週間かかると言われています。
つまり、2ヶ月は傷は治らないのです。
しかし、ムチウチ症の場合、最初の1ヶ月は頚椎固定をするので、頚部の可動性が下がります。
その可動性と、傷口の回復を考えると3ヶ月の期間は要するものと考えます。
この1〜3ヶ月の間は物理療法、運動療法、手技療法を主体に施術がなされます。
具体的な目的は、固定により弱ってしまった頚部の筋肉の強化、頚部の運動での上昇。
患部の筋肉に手技療法を施療することで、結構の促進を図り人体に備わる自己治癒能力の促進を促します。
【 慢性期(3ヶ月以降) 】
頚部の痛みの有無・強弱、可動性の上減を確認し治癒に向かっていきます。
上記したものはあくまでも、インターネットにも乗っているような一般的な例ではあります。
交通事故の状況・症状によって通例通りではいかないことばかりですから
患者さん(被害者)一人一人に向き合い、施術の方針は決めてまいります。
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投稿者 株式会社Healing Hand